自社でオリジナル作品を制作しているNetflixでおすすめの作品を3つご紹介します。
オレンジ・イズ・ニュー・ブラック

ノンフィクション小説をもとにした女子刑務所が舞台のコメディ作品です。
主人公はパイパー・チャップマンという女性で、社会的には上流階級で一見すると刑務所とは無縁のように見えます。しかし、10年前に当時の恋人であったレズビアンでドラッグの売人であるアレックス・ヴァウスのドラッグを運ぶのを手伝った罪で収監されることになります。
真ん中のオレンジの服を着た女性がパイパーなんですが、女子刑務所は白人が少ない、上流階級が少ないことから刑務所内で格好の標的になってしまいます。囚人同士で女性の取り合いが起きたり、各囚人がどうして刑務所に入ったかが掘り下げられていきます。
人種間でグループが出来ていて、さらに看守が必ずしも善人でなかったりと落ち着く暇がありません。パイパーの婚約者(男性)であるラリー・ブルームとのすれ違いがあったりと刑務所内外でドラマが進行していきます。
ネット配信作品だけあって表現はかなりキツめです。刑務所内は必ずしも衛生的ではないので、みていて生理的に受け付けない場面がでてきます。
基本はコメディ作品なんですが、アメリカのいわゆる貧困層が犯罪に走らざるをえない状況が描かれていたりと色々と考えさせられる作品です。
ベター・コール・ソウル

史上最高のドラマの呼び声高いブレイキング・バッドのスピンオフ作品です。ブレイキング・バッドは登場人物のキャラが立ちまくりなんですが、その中でも人気の高い悪徳弁護士ソウル・グッドマンがまだウォルターやジェシーと出会う前のジミー・マッギル時代のお話です。
ソウル以外に最恐メキシカンマフィアのトゥコや黒い仕事ならなんでもこなすマイクも出てきます。個人的にトゥコがでてくると画面の緊張感が一気に高まります。絶対に近くいて欲しくない人感はこの時から健在です。
ブレイキング・バッドを見た人なら絶対に見ておくべき作品だと思います。ブレイキング・バッドを見たことない人でも困らない作りになっていますが、まずはブレイキング・バッドを全部見てからの視聴をおすすめします。
ハウス・オブ・カード

セブンやファイトクラブで知られるデヴィット・フィンチャーが製作総指揮というだけでみる価値があるハウス・オブ・カード。
ケヴィン・スペイシーが演じる主人公フランシス・アンダーウッドが時折画面のこちら側に語りかけてくる演出も特徴的です。最近の映画ではデッドプールにもみられる第四の壁を破壊するというやつですね。
物語はベテラン議員が党内調整に奔走する代わりに約束されたポストを反故にされたところから始まります。裏切られた相手は現職の大統領と国務長官という国のトップ相手なんですが、ここから主人公の復讐が始まります。
フランシス(愛称フランク)は復讐として自ら権力の高み=大統領を目指すようになります。狙ったものを手にするためには自らの手を汚すことを厭わない姿勢はすごいです。普通に殺人や自殺教唆をしています。
フランク以外に妻のクレアもかなりイッちゃっています。この夫婦すごい似たもの同士で、この旦那にしてこの妻ありです。
アメリカの政治が舞台なので、最低限主人公が所属する民主党ともう一方の共和党がどういったイデオロギーを持っているか知っておくと、よりドラマを楽しめます。
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