マーベルの看板キャラクターであるスパイダーマン。最新作のホームカミングを含めると6作品作られています。
このページではスパイダーマンを配信している動画配信サービスとシリーズのあらすじや見どころについてまとめています。
スパイダーマンシリーズを配信している動画配信
動画配信サービス | 配信作品 | 配信方式 |
---|---|---|
Hulu | 1~4 | 見放題 |
dTV | 1~6 | 1~5まで見放題 ホームカミングのみPPVで1本700円 |
U-NEXT | 1~6 | 1~4まで見放題 アメスパ2とホームカミングはPPVで1本700円 |
Netflix | × | × |
auビデオパス | 2~5 | PPV1本200円 |
TSUTAYA DISCAS | 1~5 | PPV 4作目まで標準画質300円HD画質400円、5作目は標準画質400円HD画質500円 |
Amazonプライム・ビデオ | 1~4 | すべてPPVで1本199円 |
現在スパイダーマンシリーズは全部で6作品ありますが、話としてはサム・ライミ版の3作品、マーク・ウェブ版の2作品、そしてMCU(マーベル・シネマティック、ユニヴァース)の1作品と分かれています。
最新作のホームカミングは過去5作品と話は繋がっていないので、過去作を観ていなくても十分楽しめます。むしろ、MCU入りしたことで他のマーベル映画を観ているとより楽しめるといった具合になっています。
本題に戻ります。
最新作はどの動画配信サービスでも有料のPPV配信となっています。最新作の前作にあたるアメイジング・スパイダーマン2はdTVのみ無料見放題となっています。
過去作をまとめて観たい人にはdTVがおすすめです。初回登録の方は31日間の無料期間があります。
ホームカミングはdTVとU-NEXTで配信されていて、どちらも1本700円(税込756円)です。ホームカミングを1番お得に観るならU-NEXTがおすすめです。U-NEXTは入会特典でもらえる600円分のポイントを視聴料金に使えば156円の負担で観ることができます。U-NEXTも無料期間が31日あります。
スパイダーマンシリーズのあらすじと見どころ
21世紀のハリウッドをけん引するマーベル制作のヒーロー映画。マーベル・シネマティック・ユニバースと題された作品群は現在までに17作品が公開されています。
この映画産業の一大ムーブメントは一重にサム・ライミの「スパイダーマン」の成功があったからこそといえるでしょう。今回はマーベル・シネマティック・ユニバースが作られるきっかけとなった『スパイダーマン』の過去作品のあらすじと魅力をご紹介します。
スパイダーマン(2002年)
両親を事故で亡くしたピーター・パーカーは優しく厳格な伯父夫妻と暮らしていました。高校で幼馴染のメリー・ジェーン・ワトソン(以下MJ)に淡い恋心を抱いているがその想いも伝えられず、周囲からも軽んじられる冴えない存在でした。
しかし、社会見学で訪れたある研究室で変種の蜘蛛に噛まれたことから彼に不思議な力が備わるようになります。驚異的な身体能力と蜘蛛のような糸を放出する能力が彼に備わったのです。
超人的な能力を手にしたピーターは好き勝手に振舞いますが、伯父さんが強盗に殺されてしまったことで考えを改めます。力を持った責任を果たすために正義に尽くすと。
一方そのころ、ピーターの唯一の親友ハリーの父ノーマン・オズボーンが経営する軍事企業「オズコープ」ではノーマンに異変が起こります。実験用のパワー増強剤を自ら服用したノーマンは精神も凶暴化し「グリーン・ゴブリン」と名乗り暴走を始めたのでした。
ニューヨークの街で救助活動に勤しむピーターことスパイダーマンとグリーン・ゴブリンは相見えます。
スパイダーマンが自由自在にNYの街並みを飛び回る姿に圧倒された1作目。続編につながる不幸の始まりでもあります。興行収入1億ドルを公開1週目に達成した初の作品で世界中でも大ヒット。すぐに3部作となることが発表されました。
スパイダーマン2(2004年)
大学生になったピーターはスパイダーマンとして活躍するも、日常は勉強もままならず上手くいかないままでした。
そんなある日、父親の会社を引き継いだハリーがピーターの研究の為に科学者オクタビアヌス博士と会う機会を作ってくれます。
オクタビアヌス博士の実験を披露する場面に同席するピーターでしたが、そこで博士の装置が暴走し、その強大なエネルギーが博士の精神を取り込んでしまいます。
大暴れする博士をスパイダーマンがなんとか取り押さえますが、凶暴化した博士は治療の際に逃亡して新たな装置を作ることを決意します。
博士がハリーに装置の部品を要求すると、父の仇を討ちたいハリーはスパイダーマンとの交換を持ち掛けます。博士はスパイダーマンと親しい人物だと思われていたピーターを襲撃し、そこにいたMJを攫い、ピーターにスパイダーマンを連れてくるように要求します。
救出に向かうスパイダーマンでしたが激闘の果てに倒れ、スパイダーマンはハリーのもとに連れ去られます。ハリーはそこで仇敵のスパイダーマンが親友のピーターであったことに気づき、殺害を躊躇します。
息を吹き返したピーターは最後の力を振り絞り、MJを救うために博士のもとへ向かいます。
新たな因縁が生れた続編です。前作で世界を驚愕させた最先端のVFXはさらに磨き上げられ、第77回アカデミー賞において視覚効果賞を受賞しました。スパイダーマンが暴走する電車を止めようとするシーンなどシリーズを代表する場面も多い作品です。
スパイダーマン3(2007年)
NYのヒーローとなったスパイダーマン。ピーターもMJと晴れて恋人同士になり順風満帆な生活を過ごしていました。
その頃、囚人フリントが刑務所を脱獄し逃走していました。警察に追われた彼は化学施設に逃げ込み、そこで実験に巻き込まれてしまい、フリントはそのせいで砂を自在に操るモンスターになってしまいます。
ピーターはフリントが伯父を殺した犯人だという事を知り復讐に燃えます。ピーターが出動に備えてスーツのままで寝ているとそこに黒い謎の物体が近づきピーターに引っ付きます。みるみるうちにスーツは黒く変色しますが、黒いスーツを着たスパイダーマンは以前より力が強くなり、フリントを圧倒して倒すことができました。
ハリーは父の復讐のためにピーターを襲いますが、黑スーツを着たスパイダーマンに撃退され顔に重傷を負います。黑スーツを着用したピーターは気が大きくなって凶暴になり、ふとしたことからMJを傷つけてしまい、落ち込んだ彼は苦しみながらも黑スーツを脱ぎ捨てます。
しかし、脱ぎ捨てたスーツをピーターに恨みを持つブロックに拾われてしまいます。
黑スーツの力を手に入れたブロックはボロボロになったフリントを見つけ共闘を持ち掛けます。ピーターに復讐するためMJを攫うブロック。その事を知ったピーターはかつての親友であり因縁の相手でもあるハリーに協力を呼びかけます。
サム・ライミ版3部作の決着です。よく言われている事ですが、この3部作は青年の成長の物語であり、また“力”とそれを使う“意志”の物語です。愛情と正義の意志を引き継いだピーターと復讐を受け継がされたハリー。大作アクションながらも高く評価されたのはその下地に深い人間の生き方を描いたところにあると思います。
上記の3部作は実は途中から6部作に変更され監督のサム・ライミに打診されましたが、サム・ライミは降板。制作サイドとしてはこのドル箱コンテンツを失いたくないということで続編ではなくリブートとして制作の続行を決定。パラレルワールドを舞台にした作品が制作されます。
アメイジング・スパイダーマン(2012年)
両親を早くに亡くしたピーター・パーカーは伯父夫婦に育てられていた。
ある日父が残したバッグの中から、研究資料を見つけたパーカーは父の仕事仲間であったコナーズ博士に近づくために父の職場であったオズコープ研究所に侵入します。
目的は果たせなかったパーカーでしたが研究所内で変種の蜘蛛に刺され不思議な力を身につけます。
改めてコナーズ博士を訪ねたパーカーは父の資料の内容を伝えます。コナーズは自分の研究がそれにより大きく進行できると喜びました。
伯父のベンと口論になったピーターは家を飛び出します。伯父は後を追いかけますが、途中で強盗に遭い殺されてしまいます。犯人を憎んだパーカーはスパイダーマンのコスチュームを身につけ犯人を捜しながら町の悪党を退治します。
その頃、研究の成果を急かされたコナーズ博士は窮地に陥り自身の体で人体実験をします。実験は一度は成功したかに見えましたが、やはり失敗に終わり博士はトカゲの体を持った化け物になってしまいます。
博士は他の人間も同じ目に合わせるために街中に同様の薬剤をばらまき町の人々をトカゲ人間にする計画を立てます。それを知ったスパイダーマン=ピーターは平和のために博士と戦う事を決意します。
もう一回やるの?という声が上がった可哀そうな作品でしたが、内容は映像技術の向上もあり見ごたえ十分です。糸での捕獲や移動アクションがスタイリッシュな演出になっており、これはこれで悪くない作品です。
アメイジング・スパイダーマン2(2014年)
ピーター・パーカーはスパイダーマンとしてNYの人気者になり、日夜犯罪者を取り締まるようになっていました。
その頃、前回の事件の引き金となった会社オズコープにピーターの親友であるハリーが戻って来ました。
オズコープの目的はハリーの父でありオズコープのCEOノーマンの再生をすることであり、研究の結果、スパイダーマンの血が再生に必要であることを知ったハリーは記者として活動するピーターにスパイダーマンと合わせてほしいと頼みます。ピーターは前回の事件のことから輸血は危険だと判断し、スパイダーマンとして断りますが、ハリーはスパイダーマンに恨みを持つようになります。
ハリーは父の後を継いでオズコープのCEOに就任しましたが、周囲の重役からは認められず不満を買います。窮したハリーはある時、父の残した「装置」が存在することを教えられます。
その装置とはノーマンが秘密裏に開発した様々な武器でした。装置によってグリーン・ゴブリンとなったハリーは元オズコープの社員であり、不幸な事故により電気人間となりスパイダーマンに捕らえられたエレクトロを仲間に引き込みスパイダーマンを暗殺する計画を立て、スパイダーマンをおびき出します。
単体の映画としては迫力十分。非常に面白く次回作も楽しみにしている方が多かったのですが、あえなくこの作品でアメイジングシリーズは打ち切られます。
これは興行成績が前シリーズ程振るわなかった(前が凄すぎるだけです)、新しさに欠けていたせいともいわれますが実際はすでにマーベル・シネマティック・ユニバースという新しい構想が制作側に出来上がっており、中途半端に続いた作品を打ち切って仕切り直したというのが真相だと思います。
いかがでしたでしょうか。スパイダーマンシリーズ。とにもかくにもこのシリーズがなければアベンジャーズもガーディアンズ・オブ・ギャラクシーもあれもこれもがありませんでした。21世紀の映画を語る上では外せない功績と魅力を持った作品です。未見の方は必見ですよ。
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